二人暮らし、ささやかに。

先行き不安な、還暦過ぎ夫婦の二人暮らし。

ゴッキー

 「知的であることの最低条件は自己懐疑である」

コレは生物学者の福岡伸一さんが

自著「遺伝子はダメなあなたを愛してる」の中に書いている言葉です。

私は常に自己の存在に懐疑的なので、知的であっていいはずなのに

全く持って全然です(←日本語、変^^)

まぁ、最低条件だと言っているので、

その上にあらゆる知的経験を重ねていかなければならないのでしょうね^^。

 

さて、その著書の中に、

ゴッキー(ゴキブリと書きたくないほど嫌い)に対しての考察が書いてありました。

これからの季節、憂鬱です。

大昔、私がうら若き乙女だった頃、

体長3センチほどのゴッキーに襲われたことがありました。

就寝中の、私の足の上を這ったのだ。

それ以来、ゴッキーを見ると心臓がバクバクして気絶しそうになります。

毎年この季節になると、問答無用に駆除剤を仕掛けます。

 

こんな問答無用なやり方は、間違っていると福岡伸一さんは言っています。

「彼らは、刺したりし噛みついたりしないし、極端に汚染されていたり

病原菌を媒介するといった科学的証拠はない」(主旨)

また「彼らは3億年も前から地球に住んでいて、氷河期を越え、恐竜の絶滅をも目撃した先住民であり、長い時をかけて地球の生態系に寄与してきたのである。分解者として地球環境を浄化する一方、他の生物の餌となって地球の動的平衡を支えている。もしゴッキーがいなくなったら地球の平衡は崩れ、人間を含めたすべての生き物の生存も危うくなるだろう」(主旨)

そして最後に「私たちに第一に必要なのは謙虚さと、時間の流れに対するリスペクトなのです」と、結んでいました。

 

謙虚になれ・・と言われても

ゴッキーに対して、そうは なかなかなれないけれど

問答無用の行動をとる前に、3億年も生き抜いてきたゴッキーの逞しさに

少しだけ思いを馳せてみるのもありかなと思いました。

 

ゴッキーは、6500万年前に恐竜を見送ったように

きっと、私たち人類も見送るのでしょうね。